My Favorite Flowers
私の好きな花たち
春:5月中旬~6月上旬
秋:10月中旬~11月上旬
バラ目 / バラ科
「愛」「美」
発掘された化石の分析から、野生のバラは3千万年前にすでに北半球の各地に分布していた事が分かっています。それよりずっと前にバラの祖先種は世界のどこかで生まれ、分化しながら各地に伝わったと思われます。
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バラの故郷はいったい何処なのか、真実はまだ誰にも分っておりませんが近緑野生種の分布や遺伝的な変異の状況から、専門家はヒマラヤの麓や渓谷辺りがバラの発祥地として最も可能性が高いとみています。
バラと言えば、イギリスの薔薇戦争が有名です。薔薇戦争という名称は対立したヨーク家とランカスター家のそれぞれの記章(ヘラルディック・バッジ)が白薔薇(ヨーク家)と赤薔薇(ランカスター家)だった事に由来しています。
古代エジプトの女王クレオパトラは、バラを寝室に敷き詰めたりしてこよなく愛したといわれています。
古代ローマの英雄たちを迎えた際には宮殿全体をバラの花で飾り、香油ふんだんに使用しバラの香りで虜にしたそうです。
美しいバラは、見る人を夢の世界へと誘います。しかしバラは姿形が魅力的であるだけでなく、実はこの上なく有用な薬草なのです。有用な薬草なのです。その数多い効能ゆえにまさに「万能薬」として、古くから医療や美容に使われてきた歴史があります。
古来、バラはその美しい姿形が人々に愛されると共に、薬・香料・料理・入浴剤そして化粧品にと優れた薬効が認められてきました。大袈裟なようではありますが、バラには人の精神と肉体を共に美しく進化するのを助けてくれる力があるようです。
19世紀に用いられた植物性の薬にはバラの成分を含んだものが多かったといわれています。古代エジプトの女王クレオパトラは、バラのお風呂に入浴する事で若さと美貌を保っていたといわれています。
バラの化粧水は、脂性肌の人にも乾燥肌の人にも良い効果をもたらせます。バラはホルモンに似た働きを持ち、皮脂を調整するバランス回復作用があるようです。
薬用としての需要は激減しましたが、バラの身はお茶や砂糖漬けにしても今でもまだかなりの量が消費されておりビタミンCの供給源にもなっています。実だけではなく花も食用になります。
慢性病にはバラの実から取り出した果肉と砂糖を混合・調節したものが効果のある薬として売られていました。
また、バラの神秘的な香りは人の暗い心を明るくさせ華やかにする事もある事から鬱病に最も効果的な治療薬として用いられていた事もあります。
【所在地・電話 / FAX】
〒631-0052 奈良県奈良市中町3879
電話番号:0742-45-0081(代)
FAX番号:0742-45-0999
【拝観時間】
9:00~17:00(本堂は10:00~16:00)
【入山拝観料】
・通常時:大人500円 / 小・中学生250円(団体50人以上:大人400円 / 小・中学生200円)
・バラの開花時期(5月・6月・10月・11月)
大人600円 / 小・中学生300円(団体50人以上:大人500円 / 小・中学生250円)
【公式サイト】
英語・中国語・韓国語・フランス語対応
【アクセス】
電車・バスでのアクセス
近鉄奈良線「富雄(とみお)駅」より奈良交通バス「若草台(系統50番)」に乗車し「霊仙寺前」で下車
車でのアクセス(駐車料金:お寺にお問い合わせ下さい)
・奈良方面から:阪奈道路「三碓出入口」より県道7号線を南へ「霊仙寺前」交差点を右折
・大阪方面から:第二阪奈有料道路「中町ランプ」より県道7号線を北へ「霊仙寺前」交差点を左折
・名古屋方面から:東名阪自動車道→名阪国道→西名阪自動車道「大和まほろばスマートインターチェンジ」から一般道へ。
大和中央道を北上し、富雄(とみお)川を北上し富雄川沿いに出て「霊仙寺前」交差点を左折
【地図】